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食の展示会活用方法-展示事例編 2023年

展示ブース作りのポイント


展示会でバイヤーが目を留め、足が止まり、    商品を手に取るブース作りのポイントは?

フードスタイル九州2023に出展された事業者の中から、立ち止まりやすい(目に留まりやすい)ブースづくりをしていた方をピックアップしてご紹介いたします。

 

★ブースづくりの3つのポイント★

 

①ポスターや商品展示、スタッフなどについて インパクトがあるブースを作る。

②展示会で必要な販促物を揃える。

③バイヤーに対する説明を参加する出店者全員で共有しておく。


バイヤーは1~3秒でブースを通り過ぎるため    キャッチコピーやポスターは重要。

 バイヤーは1~3秒の短い時間でブースを通り過ぎるため、短い時間の中で「バイヤーが目を止め、足が止まる」ためにポスターや商品展示などでインパクトがあるブースを作る必要があります。

 

バイヤーの目線は上から下へ流れるため、一番最初に目に入るキャッチコピーやポスターが重要になります。

 

また、自社のテーマカラーに合った垂れ幕を設置することで、遠方からブースを見た際に、より目を引きやすくなります。

 

 

ミツワ醤油 刀根醤油醸造元さん

テーブルクロスに暖簾を活用して雰囲気づくりをされています。

 

バックパネルのポスターで一押し商品のPRを行い、テーブルの陳列を見ると上段に商品のラインナップを並べ、手に取りやすい手前に新商品を取りそろえられています。

 

また、ブースの真ん中に立つと掲示物がバイヤー側を向いており見やすくなっています。

 

バイヤー持ち帰り用のチラシ、パンフレットも取りやすく配置されていて、興味があるバイヤーにとって効率の良いブースづくりがされています。 


ブースに目を止めてもらい、            滞在時間を長くするためのポイントは?

まずは、ブースに目を留めてもらうこと。

ただ商品を並べるのではなく、どう主張するか。

 

ここでは、シンプルバージョンと賑やかバージョンをご紹介します。

 

商品を際立たせる演出で、シンプルにまとめるか、装飾、備品を活用し、どうイメージを伝えるか。

 

 

自社のブランディング、商品のPRにはどう見せるのがより良いのかじっくり考える必要があります。

 

 

ことほぎおはぎ

(有)原野製茶本舗


 

 

ことほぎおはぎさんは、合成着色料、保存料不使用の和菓子、(有)原野製茶本舗さんは、羊羹とシンプルな素材がイメージされますので、それに合うシンプルなブースになっています。

 

 

 

(株)弥冨農園

slowly"kitchen"


 

(株)弥冨農園さんは、装飾を活用し、農園のイメージを構築されています。

 

slowly"kitchen"さんは、キッシュ、ドーナツなどを食べるときの雰囲気になるように賑やかにされています。

目に留まる → 立ち止まる → いらっしゃいませ の流れから、少しでも長く話せるといいですね。

 

 

見せたいポイント、伝えたいメッセージをまずブースで見せる。

 

ポジティブな印象をバイヤーが持つようなブースづくりから展示会は始まります。


専門家からの一言

(農商工連携アドバイザー 梅本貴志)

 

 

展示会は販路拡大の大きなチャンスです。

 

慣れるまでは、わからないこと、不安なことがあると思いますが、何事も経験です。

新商品ができたらぜひチャレンジしてください。

必要に応じてサポートするプログラムもあります。

 

なお、ご不明点、ご要望などがございましたら、

ふくおか6次産業化・農商工連携サポートセンターまで、お気軽にお問い合わせください。